真駒内本町の旧「オリンピアビル」が解体工事進行中！

真駒内本町の旧「オリンピアビル」の解体工事が進められています。

札幌オリンピックに合わせて建てられたビルで、真駒内本町の最盛期を支えてきました。そんなビルが完全になくなってしまう前に記録として残しておきたいと思います。

旧「オリンピアビル」について

旧「オリンピアビル」は、真駒内本町5丁目にあるビルです。1972年の冬季札幌オリンピックを見据えて、「真駒内団地」の1つとして1970年に建設されました。

1～2階が商業スペース、3～5階が36戸の市営住宅として利用されてきました。

しかし、2002年には老朽化を理由に近隣へ市営住宅を新設。オリンピアビルの住民もそちらへ移ったため、十数年もの間、入居者ゼロの状態が続いていました。

十数年前から数店舗のみが営業している状態で、いつ解体されてもおかしくない状況でした。今回、2024年に入ってから宝住宅産業株式会社が土地建物を取得し、解体が進められています。

最盛期のオリンピアビル

最盛期のオリンピアビルには、以下のような商業施設も入居していました。

ホクレン

ビルが建設された1970年12月に「ホクレンマーケット真駒内店」としてオープン。オリンピアビルの核テナントのような立ち位置で営業してきました。

閉店したのは1995年10月。現在も営業している「中ノ沢店」がオープンした年です。

その後は、「生鮮食品スーパー ホシチェーンストア」がオープンしました。（閉店時期は不明ですが、おそらく90年代のうちに閉店しています。）

カラオケ

ホクレンの上の2階部分にあったようです。店名は「Super Star」でした。

パチンコ

正面から見てホクレンの左側に「パチンコ オリンピア」というパチンコ店があったようです。

みよしの

1階のホクレン入口右側で営業していた時期があったようです。南区でいうと「澄川店」と同じようにカウンター席のみの小さな店舗だったようです。

おもちゃ屋

エスカレーターをあがってすぐの場所にあったようです。

隣には「パーラーマコマナイ」（パチンコ屋）と、マコマナイボウル（ボウリング場）がありました。

解体前夜の写真

僕がオリンピアビルの解体を知ったのは2024年夏ごろ。それから撮りためていった写真がありますので紹介していきます。

まずは「リビングショップはせがわ」。オリンピアビルができる以前から数えて77年間営業してきたようですが、2024年9月に閉店。こちらが一番最後まで残ったテナントだったでしょうか。

カコイ塗芸さんの看板が付けられていた場所です。

オリンピアビル駐車場の看板。

昔はホクレンやカラオケなどがあった部分。エスカレーターがあるのが外からでも確認できます。

解体工事概要

住所	札幌市南区真駒内本町5丁目2-1
発注	宝住宅産業株式会社
工事	株式会社藤田解体工業
工期	2024年11月1日～2025年4月30日